映像で音楽を観る動画。深海で探り当てたような音楽Sonar
2011⁄02⁄22 Tags : 動画-創作動画

絵画やデザインの世界でも、昔から研究されている
『音楽の視覚化』というテーマ。
多くの人が、様々な手法で表現しています。
時間の流れで観せることの出来る映像は
音楽と近い環境だけあって
一枚絵には無いアイデアを提案することが出来る気がします。
今回は、そんな映像で観るような音楽を紹介。
RENAUD HALLÉEさんの映像作品「Sonar」です。
※こ難しい事考えずに見ても、キレイで面白いですよ。
加えてRENAUD HALLÉEさんの別作品「Gravité (Gravity)」も紹介。
重力が作る音。
Sonar

RENAUD HALLÉEさんについて
ホームページから、あまり詳しい概要を知ることは出来ませんでした。
作者はカナダのモントリオールを拠点に活動されている
Renaud Hallée さん
メインで紹介するSonarとGravité (Gravity)(後述)が
Renaud Hallée さんの始動作品で、自作を制作中とのこと。
vimeoもしくはRenaud Hallée さんのホームページの情報から分かりますが
これらは2年前の映像作品。
複数の音楽祭やイベントなどで上映されているそうです。
イベント映像を見つけることは出なかったのですが
ホームページにその様子の写真が掲載されています。
イベントで、街中で動かすのはすごく面白そう。
シュミレーションありきで、立体物に投影することを前提に
映像を作っても面白いかもしれないですね。

RENAUD HALLÉEさんのサイト:Renaud Hallée / Film + Music
http://www.renaudhallee.com/
※以下、作品内容です。
映像・作品ピックアップ

始点から。
線の側にある数字は次の音がなるまでの時間です。

残り時間に合わせて、線の長さも変化。

音が鳴れば、別の角度に向かって直進

次第に線の数は増えていきます。
残り時間の差を置くことによってメロディーに変化が付いていく。

ランダムに動いたり、時に規則的な図形に動いたり。
数字が整っていたりしますね。
これで、音の強弱をも表現。

オレンジ色の線が生まれました。
白の線に比べて低い音を担当。
白の数字が、少し長めに設定されています。
映像は、シンプルなモノなのですが
この時間を眺めているとアルフレッド・ヒッチコックの
「体罰そのものよりも待っている時間の方が恐ろしい」
という言葉を思い出しました。

数字は消え、今度は線の重なりや角度の関係で
音のなるタイミングを読むことが出来ます。

音と共に、どんどんエスカレートしていきます。

最後はシンプルにオレンジと白。
音楽、一つの曲には決まったルールがあると思います。
即興的に作られている音楽にも、流れで作られているルールを
守った上で成り立っているハズ。
(たとえノイズ(騒音)音楽だとしても、
ノイズ(騒音)というルールがあるハズ)
私は音楽を作ったことが無いので
あまり詳しく語ることは出来ないのですが
今回の作品を見て、音楽を視覚化するというテーマを思い出しました。
一枚の絵画で現そうとする人もいれば
音が出す振動を利用する方もいます
(紹介はまた今度)
この映像ではRENAUD HALLÉEさんは、映像を利用して
時間軸と共に現したかったのではないかと思います。
ボールや日常用品の音で作られた音楽 Gravité (Gravity)
Gravité (Gravity)

同年代の映像ということで併せて紹介。
これだけでも記事になりそうなので、少しだけ装飾。
映像とは縁の深い「ボール」
どれだけアイデアを出せるかがキーになって来ますね。
意外な物に注目!









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