糸井重里さんから考えてみるプロフェッショナルな人達の視点

2010⁄11⁄01 Tags :
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糸井重里から考えてみるプロフェッショナルの人達の視点

以前、糸井重里さんの文章を読んでいて
多くのプロフェッショナルは、物事を立体的に考えてるように思った。

文章自体は忘れたんだけども、唐突にそんな考えが出てきた。

デザイン・アート、クリエイティブな作業について覚えとくこと7つ
の一つにも挙げた初心者心を忘れないようにを更に掘り進めてみます。


思ったきっかけ


糸井さんの文章を読んだのは、彼が運営されている
ほぼ日刊イトイ新聞だったと思います。
初期の頃から眺めていますが、あのサイトも長いものですね。

糸井新聞では、糸井さんのエッセイのようなもの
「今日のダーリン」がほぼ毎日更新されています。

一時期、ハマって毎日のようにそのエッセイを読んでました。
物事に感化されやすい私です。
次第に糸井さんのような観点で、モノを考える機会が出てきた。
そして、書かれている糸井さんについて考えるようになったのだ。

彼は一体何者なのか?


糸井さんの考えを考えてみる


「今日のダーリン」は基本的に、その日だけの読み切りエッセイ。
今日上がっていたエッセイは翌日には新しいエッセイに書き換わります。

バックナンバーを揃えてダーリンコラムというものもありますが。
(現在2010/10/20からお休みされているみたいですね)

頻繁に更新されていて、ボリュームのあるサイトを
狙って作ったように捉える事もできるけど、
これは糸井さんが狙って作った仕組みだと思う。

数年前、サイトがリニューアルされました。
サイト内の検索もできる、文字も大きく出来る、リアルタイム更新もある。
機能面では、バックアップのためブログなんかの導入は容易なはず。

彼はサイトの長です。要です。
多少、量が多くても必要ならみんな頑張ると思います。

でも、導入される気配はない。

これは糸井さんの「考える」事へのスタンスから
来ているんじゃないかと思います。


糸井重里は何者なのか?


デザインを突き詰めて辿り着く所の一つに
実物を作る事ではないというのがあると思います。

小難しい事を言ってしまった。
要は造形だけが仕事ではなくて
プランニングや、マーケティングなんかの方が重点が大きいという事です。
最近は、身近になった言葉でいうコンセプトと言うやつ。

文章、それもコピーで飯を食ってた人。
なので、通常のデザイナーよりも、さらに意識されてると思います。

ですが、糸井さんの「今日のダーリン」のやり方を考えていくと
プランニングや、マーケティングなんかよりも、
もっと重要なものに目を向けているように感じる。

社会で流行っている戦略や、綿密に練った計画よりも
見過ごしてる日常を、しっかりと受け止めることに重点を持っている人物
私はそんな印象を持ちました。

要は日常のあらゆる面を、面白がりながら分析している。

この動向、ネームバリューを持っている社長を初め
一歩前進している著名人は大抵やってんじゃないかと思います。

広く使われている言葉を上げれば、客観的に視るといったとこかな?


立体的に見てる


客観的に視るといった事はよく言われます。
糸井さんは、一つのモノに対して、コレを複数行っているんじゃないでしょうか?

1つの点から客観的に視て、別の点から視て、また違う点から視て。
俗に言う、色んな角度で視るというヤツですな。

色んな角度で視るためには、今まであった考えをリセットしなければならない。
「今日のダーリン」が日替わりで更新される仕組みは
累積されていく書面が、別に生み出される考えをストップさせてしまう
その辺りを考慮した上で組み込まれている気がする。

プロジェクトを成り立たせるには、芯となる企画・仕様書が重要です。
後から出てきたアイデアや、新技術に対して、
初期の方針をブレさせない為にね。

でも、自由構想の場ではそれが邪魔になる。

企画・仕様書となるモノは一つのコンテンツにしてしまい
完全に自由な構想の場は、大切に用意している。


軽視しない


本当に自由構想をするんだったら
オフラインで、自分のノートにでも書いてればいい。

だけれども「今日のダーリン」にアップされて多くの人に公開している。
これは、糸井さんの取った一つの作戦なハズ。

多くの人に読まれるには、最低ラインのクオリティーを持つ必要がある。
曖昧に終わる時もあるみたいですが
それでも、一旦分析したものを再び客観的に視るために文章に直す。

そして、読者に投げかける。
興味を持った人は、肯定、反論などの意見を持つ。
ちゃんと、メーラー起動のボタンもついてる。

そして、その中でまた客観的な面を見つけていく。

自身の中で客観的、立体的に見ようとしていても
どうしても、盲点になります。

糸井さんは、楽しいコンテンツを提供することで
複数人の視点で、より立体的にモノを視る環境を作っているんだと思う。


立体的に視ることは誰でもできる。


本当のことは、糸井さんにならない限り
実際お会いしても真意は分からないと思います。

今回は発端として挙げた糸井さんを考えてみたけれども
各界で名を馳せている著名人は無意識のうちにもやってると思うな。

この客観的に、立体的に視るという技は日常が舞台なので
機会は誰にでも与あるはず。
ただ、最初は意識して訓練しなきゃ身に付かないハズ。

そして、デザインをする人だけでなく
上手く使えれば結構な人の役に立つスキルだと思う。

思ったよりも大変なスキルなんだけどな。


ほぼ日刊イトイ新聞ほぼ日刊イトイ新聞


   
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