先が分からないで迷ってる人にしたアドバイス

先日、友人から相談を受けた。
大まかな内容は
とのこと。フリーランスで仕事をしていて、この先も何とかなると言われてる。
でも、体力的な面や新しい技術なんかが出てくる中で
続けていく覚悟が決まらないので、辞めようか検討中。
今回はその時したアドバイスなんかの会話を元にして、書いていこうと思う。
進化の早い業界での仕事
その友人はフリーランスでWEBデザインをやってる。
YABさんではない。YABさんは、今も横で雑誌なんかを眺めてる。
その友人はまだまだ新米で、これからどんどん成長していかなきゃなんない。
いろんな方面の新人が思う事だろうけど
キッチリとした将来像が見えなくて、不安になっているらしい。
こと、WEBの世界は進化・変化が激しくて
次々に新しい技術が出てきてる。
・人を通さずネットだけで買い物ができる。
・複数の人が書き込める掲示板。
・YouTubeやニコニコ動画のような動画サイト。
・今や、当たり前のようにあるブログ。
・簡単に思ったつぶやきを皆に発信。
多くの人が知ってたり使ってたりするサービスも日々進化してる。
昨日の最新技術が、当たり前になるなんてざらです。
たぶん、5年前の主流ホームページ見ると古臭く見えると思う。
進化の早い業界での仕事
そんな業界にいる訳で、友人の不安はよく分かる。
常に新しい情報を得て、新しい技術を習得し続けなきゃいけない。
新情報のチェックは別の仕事でも、当然あることだとは思うけど
フリーでやっていくなら、それなりの気構えが必要なはず。
友人が自問自答してみた結果、
一生続けられるバイタリティが無いと思ったみたい。
「このままでは webの人 になってしまう」と心配してました。
ビジネスとライフワークを分けて考えず
凄まじい変化の業界に突っ込んで行った感じだと思う。
好きな事を仕事にする、というと聞こえはいいけれども
コレは万人には向かない手段だと思う。
自分の楽しみが、苦しみの元になる時があるから。
自分の知識や腕をどんどん上げたいという貪欲な人や
変化に富んだ起伏のある人生を求めてる人にはいいかもしれない。
でも、安定的なものを求めている人は、難しいと思う。
そして、考える根性ややり抜く根性が足りないとも言ってた。
おそらくだけれど、考える根性については足りないというよりも
考えの基になる軸が立ってないような気がした。
仕事についての直接的なアドバイスは出来ないけど
考える軸の部分くらいは手助けできるかも。
という訳で、今やってみたい事をあげてもらった。
無茶に挑戦してみる。
無茶とは言っても、オフィス北野の事務所に入って芸人目指しなよ。
なんて、無茶は言ってないです。
収入を考えない範囲であがったのは。
「アナログで絵を描きたい」
という事だったので、100号位のキャンバスに描くことを提案。
100号という単位が分からない人は
少し大きくなりますが、部屋と部屋の間にあるドア2枚分
襖や障子2枚分位と思って。
とにかく、自分の体よりも大きな絵を描く事を勧めた。
デカイにモノに挑む事。
友人はグラフィティーに興味を持って、自宅の壁に描いてみた事があるらしい。
でも今回の場合は壁じゃなくて、キャンバスか襖に描く。
モノ自体が持ってる性質
なぜ、壁ではなくてキャンバスを勧めたか?
それは、そのモノ自体の性質を考えた上で勧めた提案。
基本的に壁はデカイです。
小さな借家の壁だって、絵を描く画面として見ればデカイです。
小さいと言っても、対象のモノの最小のサイズが大きいんであれば
そのモノが持ってる性質を超えたことにはならないと思った。
今回は、作品を作るのがメインじゃない。
ついでに、デカイのは友人の言ってるやり抜く根性を鍛える狙いもある。
もし、壁画を描くとすれば、大きな施設なんかの壁画を薦めてると思う。
手分けをしなきゃなんないくらいの規模。
それも脚立を初めとする足場が必要が出てくるくらいの作業を勧めてた。
それはあまりにも金銭が掛かり過ぎるので、キャンバスを提案。
一発、デカイのをやっとく
コレは以前書いた記事の中の「とにかく、やってみる」です。
デザイン・アート、クリエイティブな作業について覚えとくこと7つ
そして、何かしら迷ってる時に手を付けるなら
とにかくデカイことを一発やってみる。です。
初めてやってみる時は、様子見で小さな事から取り掛かる人が多いと思う。
かく言う私もそう。
今回の友人の場合は学生時代に20号のキャンバスに触れてたから
それのでっかいヤツを提案しました。
B2や20号くらいのサイズまでしか描いたことない人が
初めて、100号を目の前にすると「デカイ」と感じると思います。
そして運んでみると「重い」と感じると思います。
場所もとるし、そんなに安いものでもない。
けれども、今回はそこに意味がある。
後には引けないものに挑戦することで、やり抜く根性が必要になる。
宮本武蔵が崖を登った話に近いかもしれない。
そして、自分よりも大きなモノに挑んで、やり抜いた先には
なんとも言えない充実感なんかがあると思う。
少し背伸びしてやってみる
最終的に具体的な解決案は出なかったんですが
色んな場面に入れ替える事ができると思ったんで、書きました。
今回の話は「アナログな絵を描きたい」という言葉から
キャンバスを提案したけれども、ここを色んなモノに置き換えれるはず。
・料理が好き⇒豚の丸焼きを作ってみる。
・音楽を作ってみたい⇒ライブ出演。
・ゲームを極める⇒大会出場、オンラインで有名人。
念の為ですが、今回の提案は一度体験があることを前提に書いています。
新しいものに初めて手を付けることは、それだけで価値があると思う。
他人に迷惑や不快な思いをさせることは望ましくないです。
迷いがあれば、少し背伸びして好きなことをやってみてはどうでしょうか。







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