23/奴隷区の芸術コンテストで作品審査をしたので、結果発表

あれぁれぁの小説「23/奴隷区-僕と23人の奴隷-」企画で
行われた芸術コンテストの結果です。
私も、審査員という形で参加させてもらったのでご報告。
あまり、人の作品を審査することに慣れていないので
なかなか新鮮な体験でした。
友人知人と評をし合うのではなく、直接他人の作品に対して
コメントするというのは、なかなか神経を使うものですね。
追記:(2011/1/15)
作品タイトル・作者名にミスがあった状態で公開していました。
各作者様には御迷惑をおかけしてしまい
大変申し訳ありませんでした。
応募作品と各賞
あれぁれぁ
おめでとうございます!読者人気、小説作品愛、
作品への作りこみを考慮した結果、
みゅーずさんの作品を大賞とさせて頂きました!
よくぞ!という感嘆した作品であると共に、
明るい部分を汲み取ってくれた飽きの無い作品です!
Chill
ペアルックアイディア&人物の総集という感じがいいですね。
ラスタカラーの使い方が上手い。髪の毛の質量と、
服の描き込みに差が出すぎているのが気になりました。
今後の作品にも期待しています。
あれぁれぁ
細かい書き込みの中、目線をバッツリ隠す目隠しにインパクトがあり、
印象に残る作品です。
作者の自分が「あ、目を見たいのに!」と思うミステリアスです
Chill
Keep Outのテープのような小物は物語の印象と合ってますよね。
紛れて目隠しになっていて凝ってるなーと思いました。
色が入ってるのも見てみたいです。
あれぁれぁ
大正兵団を思わせる題字の雰囲気がかなり好みで、
サムネイルでも分かる作品のインパクト、よく見ると淡いタッチ、
分かりやすい表現、本作のコンセプトに沿った作品と思い、
自分からの特別賞と致します。
Chill
章の扉絵のような感じですね。
フジコのインナーがビックリマークの様に見えるのも面白い。
もう少し白の部分がハッキリしてると、インパクトあったかも。
Chill
画質が荒いので、詳細が分かりづらいですがコラージュでしょうか?
レントゲンのようでありながら、白黒反転ではないというのがいい。
写真写りの問題かもしれませんが、あまり見ない表現で面白いです。
23奴隷区のイメージに、よく似合う表現だと思います。
あれぁれぁ
和んだ笑顔の雰囲気がかなり好印象です。
暗い描写が多い作品なので、一際目立ちました。
黒江
一目ぼれした作品で、線が細くてきれい、描写が斬新。
ジュリアの表情がいい。小説に対する愛を感じました。
女性であって欲しいですが男性でしょうか?
あれぁれぁ
この作品は黒江氏と絶賛で、
アイディアとイメージが具体的でつり革に縛られるというアイディアが
本当に良かったです。
Chill
駅名が23奴隷…になってますね。細かいネタの入れ込みが上手いです。
色鉛筆の濃淡の付け方から、結構描かれてるんじゃないかと思います。
ジュリア?がカワイイ。その分他の人物の関係が分かり辛くなってるのが惜しい。
あれぁれぁ
素直に上手いのと、表紙にしたいと思う作品です。
自らのイメージでエイアを描いてくれたというのも好感でした。
Chill
タイトルフォント、レイアウト、色のまとめ具合が上手いですね。
PCツール作品ですね。胸元からフェードさせるのにグランジ(壁のヨゴレとか)
系のブラシを使ってるのが面白いです。
ただ、人物背景の青色が浮いてしまったのが勿体無いです。
あれぁれぁ
表情にインパクトがあり、花を持たせた切ない感じも印象に残っています。
いや本当になんか脳裏に焼きつく作品でした。
Chill
背景がカラー、人物がモノクロという構成が面白いです。
色鉛筆でしようか?ボカすのが難しい画材ですよね。
幸せそうな表情に対して明朝体のフォントが、
浮いてしまったのが気になります。
あれぁれぁ
本当に素敵な作品です。日本人離れした色彩と描写センスを感じました。
Chill
フルカラー!すごい手間がかかってますね。
これだけの人物が殆ど目が合ってない辺り、物語の雰囲気が出てると思います。
人数に対して、少し紙の大きさが小さかったかな。
あれぁれぁ
僕もこの作品が好きです。今後ぜひ表紙に貼らせて頂けたらと思います。
Chill
このホワホワした雰囲気大好きです。
繊細な輪郭線と、セピアカラー。ドレスに文字が溶けこんでるのがいい。
ただ「23奴隷区」よりも「少年と老婆」の挿絵といった感じ。
あれぁれぁ
すごく柔らかいズシの雰囲気と、枠をまとめた美しさがあります。
エイアとズシの描写を好きな読者が多いので、
本当に具現化してくれた作品かと思われます。
Chill
色の使い方がさりげない入れ方で面白いです。
物語タイトルの雰囲気を一掃する感じも「一息入れる」といった感じでいいですね。
奴隷区の文字が別の言葉に見えてしまうかなぁ。
総評
あれぁれぁ
賞という枠を設けましたが、本当に甲乙付けがたい作品ばかりでした。
応募して頂いた方、そして日頃から作品を投稿して頂いている方、
いつも本当にありがとうございます。
今回応募して頂いた作品は、本作品と番外編において表紙に貼らせて頂き、
定期的に各作品と変えさせていただければと思っています。
支障がありましたら対応致しますので、ご一報下さい。
それでは、皆様、今年もよろしくお願い致します!
Chill
エントリー作品以外に、期間中応募された他の作品にも
いいものがたくさんありました。
とても面白かったし、不満の残る作品は無かったです。
これからもお時間のある時に投稿してみてください。
今回の審査基準
投稿してくださった方は、恐らくプロを目指す!
というよりも、小説が好きで好きで投稿されたんじゃないかと思います。
今回の私の審査基準はスキルの良し悪しや、今後の発展がうんたら
というような基準ではなく、どれだけのめり込めたか?
個人の中で、どれだけ小説の世界に没頭できたか?
というようなモノを(想像の上ですが)基準にして選びました。
現在の私自身、公募展などで審査していただく側なので
かなり謙遜してしまった行事でした。
が、審査員になった以上出来る限りの力を注いで評した次第です。
他人に対して、直接的な講評すること
冒頭にも書いたんですが、友人や知人と
世に発表されている作品を評し合うのに比べて
直接知らない人の作品を、多くの人の前で伝えるのは神経を使いました。
昔、ドッキリと言っていいようなタイミングで
後輩の進学デッサンの評をさせて頂いた事があります。
たまたま母校に遊びに行った時、師が進学デッサンの講習をしており
その講評の時間が来て、どう評するか見学してた時の事です。
「おし、おめぇ好評してみ」
ホント、焦った。
あまりに焦って、自分で何を言ってるのか分からない評だった。
デッサン中の遊んでいる姿を見た後の評だったので
「このデッサンは、本来のあなたがたの作品じゃないのでは?」
みたいなことを、周りくどく喋ったことを思い出しました。
私自身、大した腕ではなかったのでスキルについて言えなかったのですが。
とっさの出来事でしがが技術云々ではなく、核心をついていたので
「まぁ、良しとしよう」でした。
普段は好き勝手言えるんですが、いざ本人の前となると
小さな空間、殆ど関わりのない後輩といえど臆してしまう。
今回の審査も小さな枠の中で、やや身内ネタのような感もありましたが
それでも緊張しました。
静かに熱を上げてきている「23/奴隷区」です。
あまり大きな力にはなっていないかもしれないですが
このような機会を元に、読者が増えてくれれば嬉しい限り。
ミステリアスなドラマが好きな人から、あまり小説を読まない人まで
読みやすい形で書いているのでオススメですよ。



あれぁれぁの今後の活躍、期待してるよ。
追記:(2011/1/15)
作品タイトル・作者名にミスがあった状態で公開していました。
各作者様には御迷惑をおかけしてしまい
大変申し訳ありませんでした。
問題があるようであれば、申し訳ありませんが
ご連絡頂けると幸いです。
この失敗を反省し、今後に繋げて行きますので
どうぞ、暖かく見守って頂ければ幸いです。







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