まるで、おもちゃ箱のようなイラスト、エディック・カテキン

今回の作家紹介は、ロシアのイラストレーター&アーティスト
EDIK KATYKHIN(エディックカテキン)さんです。
おもちゃ箱をひっくり返したような、キャラクターたち。
カワイイやつもいれば、不気味なやつも。
EDIK KATYKHIN(エディックカテキン)

EDIK KATYKHIN(エディックカテキン)さんサイト
http://edikkatykhin.com
1973年ロシア:クルスク生まれ。
彼はKharkov Academy(ハリコフアカデミー)で
デザインと美術、グラフィックアートを学び卒業。
1992年より、グラフィックや漫画などの国際的な展覧会に参加されています。
主な受賞履歴は以下
2008 - Silver Lions / В Press Lions
("Cannes Lions" festival, France)
2006 - the choice of the URBANVYNI company for the best character
("Komissia" comic festival)
2005 - winner of the "photographic novell" nomination
("Komissia" comic festival)
1999 - winner of the "Best Photostory" contest
(MTV Russia)
1995 - winner of the international cartoon contest
(Belgium)
さまざまな活動を経て、2004年に初個展。
2010年にはイラスト集「Kooki」を作成しています。
作品集はモノクロですが、EDIK KATYKHINさんの画風は健在。

エディックカテキンさんサイト、kookiのページ
作品の感想
見出しやタイトルにも書きましたが、おもちゃ箱をひっくり返したような
なんとも賑やかなイラストレーションです。
単体でも独特というか、クセのある濃いキャラクターなのですが
それが群衆になると、もう何が何だか。
「同じアホなら踊らにゃソンソン」とでも言いたくなるような
妙な感じになってきます。
まるでお祭りのような賑やかさ。
でも、よく見てみると集中線や大きなボカシ
のようなキャラクターを補足する効果は、あまり使われていません。
補足的な効果よりも、キャラクター自体の手足が曲がりくねったり
面白いバランスの配色で動きを出しています。
一見、遠目に見ると賑やかな画面ですが
近づいて、じっくり一つ一つ見てみると冷静さを感じる。
どことなく不気味な雰囲気は、この落ち着いた印象からでしょうか。
メインは、イラストレーションのような平面作品のようですが
映像作品(紹介しているのはCM)にも取り組まれているようです。

うーん、この配色加減やライン、作風特有のパワーは
どうやっても習得できないだろうなぁ。







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