日常と水の中が合わさったような、フワフワした世界 上田風子

女性画家の上田風子さんを紹介。
書籍の装画や挿絵なども行われているので
見かけたことのある方もいらっしゃるかもしれません。
上田 風子(うえだ ふうこ)

[ * F u c o U e d a * ]
http://www.fucoueda.com
1979年 栃木県生まれ
2003年 東京工芸大学大学院 修了
個展、公募展受賞歴など多数
詳細は上田さんのホームページ内にある「Profile」を御覧下さい
2011年 作品集「LUCID DREAM」刊行
2011年 2月2日(水)~2月13日(日)
東京都渋谷区にあるBunkamura ギャラリーにて
「上田風子個展「Lucid Dream」」を開催予定
Bunkamura ギャラリー:上田風子個展「Lucid Dream」
![上田風子作品集 LUCID DREAM [単行本(ソフトカバー)]](https://blog-imgs-37-origin.fc2.com/c/h/i/chillslab/20110128_03.jpg)

作品の感想
どこか暗い影を持ちながらも、決してネガティブではない作風。
上田さんの作品を見ていると
自分の思い出の中にある、小さな頃を思い出してしまう。
作品によく使われている水色や紫の色が特長です。
日の出前や、緩やかな日和のような淡く滲んだような色。
うたた寝するのによさそうな、ボヤけたような淡い色彩が
自分の過去を掘り起こしてくれるのかもしれません。
そして時折紛れ込む、目の覚めるような強いコントラスト。
妄想に浸ってる中から、パッと現実(現在)に
生きていることを思い出させてくれます。
上田さんの作品には、魚やサンゴを始め
水に関するモチーフが多く出現します。
「地上と水中」という現実のような関係性の作品や
それぞれが入り交じった、不思議な世界のモノまで。
書かれた人物(多くは女性)は水流に身をまかせる水草のようです。
以前、上田さんのインタビュー記事を読んだことがあるのですが
「作品内で、生き物に遊んでもらっているイメージ」と語られていました。
現実では起こり得ないことも、作品内であれば起こってしまう。
私が見た感想としては形としての遊戯ではなく、
作内では、目には見えない感情を遊ばせているような印象でした。
イベント・書籍なんかについて
2007年に影追いの街という単行本で装画をされています。
完全に個人作品集という訳ではありませんが
文とイラストのバランスがよく、本棚にあるとホッとする書籍です。


竹谷内 桜子 (著), 上田 風子 (イラスト)
上田さんのプロフィール部にも書きましたが
作品集LUCID DREAMの刊行記念で、行われるそうです。
2011年 2月2日(水)~2月13日(日)
東京都渋谷区にあるBunkamura ギャラリーにて
「上田風子個展「Lucid Dream」」を開催予定だそうです。
Bunkamura ギャラリー:上田風子個展「Lucid Dream」
おっと、らいしゅうじゃねぇかい。
ということで今回紹介させて頂きました。
会場では作品集の特装版(B2版折込カバーポスター付)が
販売されるようです。
結構前から上田さんの作品が好きだったので
ちょいと、釣られまくってます。
お近くの方、ご興味のある方は足を運んでみては如何でしょうか?







ブログランキングに参加しています。





ブログランキングについて