ペーパークラフトでやり過ぎなほどに作り込まれた車

普段、戦車やミリタリー関係について
進んで調べたりすることは、あまり無いのですが
作りこまれたジオラマを目にすると、さすがの技に魅入ってしまいます。
先日、ペーパークラフトで作られたジオラマを発見。
メイン素材が「紙」ということを忘れてしまう造形でした。
Look! It's PAPER - paper model of KrAZ 255B

動画について
作者はOwen JH Kwonさん
上手くプロフィールを見つける事が出来ませんでしたが
Picasaの所在地と、国旗を見た感じでは
アメリカ在住の韓国の方のようです。


ペーパークラフトで作られているトラックは
KrAZ-255B という車両だそうです。
KrAZ-255Bはフィンランド軍の軍用車輌。
中部ウクライナで大型トラックを生産しているAvtoKrAZ社製。
軍用というか、車両の知識は皆無なのですが
ボンネットの形状がカッコイイです。
※以下、作品内容です。
映像・作品ピックアップ

先ずはタイヤから。
紙で球型の曲面を出すのは難しいです。
複数のパーツに分けることで、対応。

滑り止めが一つ一つ取り付けられています。
なんとなく、タイヤの骨といった印象。

つなぎ目を無くして、程良く汚します。
ここまでやると、紙の痕跡は無くなりますね。

タイヤを計7つ作ります。
なんかすげぇ。

車両パーツを作成。
紙の面影はありますが、六角ボルトなどの細かいところまで
しっかり作られてます。

キレイに汚して、ワイヤーの取り付け。
全てが全て紙という訳では無いようです。が、それでもすごい。

オイルが染みるパーツは、下塗りの時点で油が挿されてます。

オイルにホコリを纏わらせて、タイヤと接続。

小さなパーツを一つに集めていきます。
複雑そうなモノも、小さなものの集まりなんて事を考えさせられる。

タンクにも汚れと、滲んだ油。
細かい仕事ですが、ここまでくると当然という感じがします。
すごいを通り越して、怖いの領域。

だんだんと組み上がってきました。
中には、殆ど目に見えなくなった部位も多いはず。
見えなければ良し。じゃ、ないんだよなぁ。

乾燥した場面に配置

完成。
日付を見ると半年以上の歳月をかけて制作されています。
車の美しく見える視点ですね。
私もペーパークラフトにハマろうとしていた時期がありました。
動画のパーツ一つよりもしょっぱいヤツなんですが。
ここまでくると、ペーパークラフトというよりも
紙を芯材にしたジオラマといった方が正しいかもしれません。
最終的に試されるのは、作り手の作品に対する思い入れな気もしてきました。







ブログランキングに参加しています。





ブログランキングについて