森の中で、ゆっくりと動いている小さな森のイラスト
2011⁄03⁄18 Tags : 作品-オリジナルイラスト
![]() | 動く小さな森 |
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ちょいと前々から告知していたカタツムリ作品です。
一度途中まで描いたエスキースを下げて、再度構成。
パッションフルーツみたいな色のキノコですが
多分食べちゃダメなハズ。
動く小さな森
なんてな場面 作品のちょっとした背景
ネタを仕入れて数年寝かしてたモチーフです。
大きな森も、目を凝らせば小さな動植物の集合体。
規模が大きいので、目立った動きにはなりませんが
流れていく種から生息圏を広げようとしていきます。
そんな植物の流れに乗って、動物も移動していく。
そのルールを想像しながら
頭の中で再編成している中で生まれてきたアイデアです。
下描きの段階で、突然「鹿」を入れようと思い立ちました。
時折起こる、作品が手を離れて自立した瞬間だったと思います。
この場面で鹿が現れたのは
以前、深夜に山道を探検しているときに出会った鹿。
辺りには一切の灯りの無い山の中。
雨の後だったせいか、霧が濃かった記憶があります。
あまりに突然の出会いだったため、ひどい恐怖を感じました。
こちらはエンジンを付けたままの原付。
幸いながら、鹿は山の中へと逃げていきました。
完全に後付けの理由なんですが
小さな森に、当たり前にいる住人として
鹿を描き入れることを作品が望んだんじゃないかと思います。
カタツムリとシノブ(葉)、苔やキノコの現実には違和感のある組合せ。
この鹿の存在は、その違和感を更に大きくしてくれています。
さてさて、ぼんやりしていた予想では
来週末あたりからの販売だったんですが、以外に早く登録された模様。
入れる額次第で、和風にも洋風にも合う作品だと思います。
画材やらについて

うん、我ながら美味しそうなイケナイキノコだ。
この作品は、滲みが出ると分かったので
アクリルガッシュで着彩しています。
アクリル樹脂が媒材(糊)になっているので
本当は耐水性なハズなのですが
薄く溶いて塗っているので、念を押してフェキサチーフで
コーティングしています。
画用紙とペンの相性もいいので
所有者の方が加工しやすいということを考えて
支持体を紙の状態で仕上げています。
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