シダに掴まってゆらゆら揺れる、タツノオトシゴのイラスト
2011⁄06⁄27 Tags : 作品-オリジナルイラスト
![]() | 林の片隅でゆらゆら揺れている |
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制作完了から2ヶ月近く経ってしまいましたが、タツノオトシゴの発表。
なぜか、やたら長い間奥に仕舞ったままでしたな。
落ち着いた仕上がりになっておりますが、それでも姿は奇抜な風貌。
もたつくように緩い時間のイメージを狙いました。
林の片隅でゆらゆら揺れている


普段、誰も来ないような林の中。
例え誰かが通ったとしても
目もくれないような隅にシダ類のシノブが生えています。
この植物は、時折ふらりと流されてきた生き物が
遠くに飛ばされないよう、一役買っているようです。
なんてな場面 作品のちょっとした背景
散歩の途中にある、道端の陰った場所。
目立たずひっそりと、苔やシダが生えているのですが
時折、なんとも言えない存在感を感じることがあります。
霧が出てる訳じゃないけども、なんだかモワモワしている様子。
別のシーンに例えれば、海の緩やかな潮の流れのような。
ふと感じた気のせいから、浮かんできたイメージを描いています。
場面はあくまで、陸上のシーンということで
ちっこいカタツムリを忍ばせております。
タツノオトシゴ「お前は、誰ぞ?」
カタツムリ「お前こそ、何ぞ?」

という不毛のやり取り。
パッと見、ボーッとした風貌のタツノオトシゴ。
その眼差が、なんとも緩い時間の流れを連想する為、お気に入りの魚です。
地味な印象のシノブとタツノオトシゴ
色幅も抑えて、落ち着いた作風に仕上げています。
さり気無く飾ってやることで、周囲を引き立たせる作品です。
画材やらについて
画材は、ターナーのアクリルガッシュ。
イエローオーカーや、ダンデライオン、マスタードなど。
近いようで、微妙に差異のある黄土系の色をメインに使っています。
これらをベースに緑ではなく、スカイブルーを混ぜて
葉っぱの色を作ると、結構馴染む印象です。
今回はペンのインクを全面に出しているので
フェキサチーフでコートしています。
![]() | 林の片隅でゆらゆら揺れている画材:ゲルインクペン アクリルガッシュ |
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