批判に熱くなりやすい人に、自分を見失わない2つの言葉

私は結構単純な性格でして
ちょっとしたことにもノせられやすかったりします。
他の言葉に感化されやすいとでも言いますか…
だからこそ、普段忘れないようにしている言葉があります。
少し前、友人の作品に対するコメントで熱くなってしまったので
今回は批判についてと、そんな時に持っていると良い言葉です。
他人の批判に対しても熱くなってしまった
ちまちまと書き物をしている友人がいます。
駄日記からミニレビュー、物語も書いてたりします。
公の書面ではなくて、個人的な趣味としてネット上で書いているんですが
そこそこ人気もあるみたいです。
人気が出てくれば批評も出てくるもの
奨励から、ブーイングまで色んなコメントがありました。
友人自体は批判も含めて
声が上がる位の物って事だから、ポジティブに受け止める
なんて言ってたんですが、その裏で悔しい思いもしてきたそうです。
批判に対して、成長する為の糧とする方針のようで
私が〇〇の文章は、あまり良くないから修正した方がいい
と言ったところ、素直に聞いてくれてました。
最終的に修正したかどうかは見ていませんが
私の意見や批判を素直に聞いてくれてました。
友人が最も嫌ってること
友人にとっての意見や批判は、作品に磨きをかける為の大切な言葉です。
足りない部分が有ることを自覚して、上手く活かしたいと言っていました。
直接話を聞いた訳ではないですが、友人が悔しい思いをした批判。
それは他の作品と比べられることだそうです。
〇〇より手が込んでいる。〇〇の方が面白い。
内容のない文面で自分を貶されるのも、
また、自分の作品を基にして別の作品を批判しているのも嫌だそうです。
比較批判において注意すること
あるものを挙げて比較し、批判するのは
作品の粗を浮き出させるのに好都合な手段です。
また、その作品のオリジナリティーを分析するのにも有効です。
絵画や彫刻などの論文でも、テーマの作品に関連した作品を挙げたり
別作家が制作した同テーマの作品を挙げたりします。
論文を書く気構えで比較批判をしようとすると分かると思うのですが
この比較という方法は、書く人の力量を要する方法なんです。
チープな内容であれば、挙げたものの力に潰されてしまう。
挙げたものの批判を無視した、個人解釈すぎる意見は言葉の力は失われる。
その個人解釈が私のオリジナルな意見。
と言うと、比較のために挙げた作品の批評と混じってしまい
一体なんの文面か分からなくなってしまいます。
また、下手に比較批判をしてしまうと
表面しか見ていないことを露呈したりする場合もあるので
場面によっては、よく考えた方が良かったりもします。
私が気になった批判
友人の例はネット上の簡単なコメントなので
論文と比べるのは、たいそう過ぎる気もします。
ただ、斜め上から吐き捨てるような言葉だったので
私も少し熱くなってしまいました。
そのコメントでは岡本太郎さんの本と比較されていました。
自分の中に毒を持て 岡本 太郎 (著)
―あなたは“常識人間”を捨てられるか


確かに、岡本さんの本は素晴らしいと思います。
モノ作りしている方以外にもおすすめです。
批判では、岡本さんの書籍を読んでいかに感動したか。
そして、友人の読み物ではその感動は得られなかった事が書かれていました。
期待した反面、裏切られたことへの怒りかもしれません。
比較している著者の読み物への意見には、私も同意できるし
作者に対して学んでほしいという思いだったのかもしれません。
ただ匿名で、かつ著名人のモノを挙げといて
斜め上からの言葉というのはズルイなーって思いました。
もっと成長して欲しかったら素直に「あの人の本も、読んでみるといいよ」
でいいんじゃないかと思う。
言い過ぎかもしれませんが、そこまで言うなら
自分の書いたモノも出して言えばいいのに。
斜め上からの言葉で比較批判するのは
友人が無理矢理読ませた人や、お願いして見てもらった作家
はたまた、著者本人くらいじゃないかと思います。
ネットであることは自覚した上で
少し熱くなり過ぎてしまいました。
ネットで匿名でコメントを書ける以上、起きるとは思いますが。
友人も、匿名性で書けることの意味を理解しているので
間に受け過ぎないようにする技術をも持っています。
もっとも、色んな事が起きるからこそ面白いんですけどね。
私としては、斜め上からの意見をしてはダメだ。
とは言いませんが、するなら元ネタを超えるくらいの意気込みで
して欲しいと思っています。
今回挙げた、岡本さんの本との比較ですが
なんだかんだ言って、いろいろ考えさせてもらったので
良いコメントだったような気もします。
脳内では誰もが横綱、歴史の偉人です。
が、いざ現場に立ってみると…。です。
熱くなってしまった。そんな時の言葉
コメントを見てから、この記事を書くまで約1月ほど考えました。
時間を置いたからこそ、ある程度落ち着いて書けたのですが
日常に置いて、回答に対して急を迫られる場面もあると思います。
冷静さが無いなって思った時は「所詮」と「されど」
この2つの言葉を言葉を浮かべてください。
昔、友人と話していて「文章は記号の集合体だよ」
なんて言ったことがあります。
文章なんてのは所詮文字が集まっただけのものです。
されど、込めた思いを人に伝える重要な方法。
絵で言えば、所詮小さな色粒を糊でまとめたもの。
されど、極めれば、ただの線一つが命を持つ。
と言ったところでしょうか。
数万人の命がかかっている。
とか、大事なシーンでは難しいですが。
掲示板で煽られたりした時なんかは有効な言葉だと思います。
熱くなり過ぎてしまうと、敵味方で分けてしまいそうですが
捉え方によっては、どんな言葉も有効に活かすことが出来ると思います。







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