フォトショップで白と黒の完全に2色の写真を作る方法

私の友人が長年来漫画を描くことが夢で、
下書きのネームを描いているそうです。
「漫画くらい、すぐに描けばいいじゃない」という意見もあると思いますが
友人は時間や画力なんかの事を考えてなかなか踏み切れなかった模様。
物語を考えるのが好きなようで、文章なんかはコツコツ書いてるんですけど。
昔見せてもらったことがあるんですが、とても面白かったです。
せめてもの手助けとして、Photoshopで出来る漫画表現をあげてみます。
今回は、画像の2階調化について。
今回の元画像

今回は、電線が沢山ある画像を使おうと思います。
街とかの表現では手っ取り早くて、面白いモチーフなんですが
今の街では、電線も埋め込みになっているのでしょうか?
検索してもあまり見つからなかったりするので
資料として、時々写真を撮りに出かけます。
景観としては、電線が無い方がスッキリして
広く感じられていいんですけどね。
面白いものが集まったら、いずれ素材にしてみようかな
下準備に画像の複製を作る
さて、画像の加工方法です。
今回の2階調化は、すごく簡単な方法なので
下準備と称して、レタッチの小ワザを紹介。
まずレイヤーウィンドウの中のレイヤー名を右クリックします。
画像の方は、プロパティーなどの別の情報が出てくるので、文字の方。

その中にある「レイヤーを複製」をクリック。
この作業によって、同一の画像データを作ることが出来ます。
レイヤーの複製はデータ内でのバックアップに使えると思うので
知らなかった人は覚えておくと便利ですよ。

新たに作られたレイヤーは非表示の状態にしておきます。
目のマークをクリックしてやればOK

最初の画像レイヤーをクリックして、選択します。
画像の2階調化
下準備として、レイヤーをいじってましたが
必要のない人は、すっ飛ばしてこの作業に移ってもいいです。
ウィンドウ>色調補正>2階調化をクリックします。

2階調化のしきい値を調整するウィンドウが出てくるので
数値を設定します。
1~255の数字を打ち込むことで階調の幅を決めます。
また、直接数値を打ち込まずグラフ下にある三角のチェッカーを
左右に移動してやることで直感的に操作することも出来ます。

この時「プレビュー」にチェックを入れといてやると
編集している画像が、その数値のとおりに変化するので
確認しながら作業をすることが出来ます。
ポスター大や、全紙サイズの画像を編集する場合、
小さなサイズの画像でテスト編集をして
数値を決めておくといいかもしれません。

出来た画像です。
完全に白と黒の2色の画像になりました。
とても簡単な画像加工ですが、
漫画などで普通の写真を利用出来ると思います。
また、版画やトレースの原画など、色んな場面で使えるはず。
初歩的な表現方法ですが覚えておいて損は無い機能です。
ちなみに、フリーの写真で使う時は当然のことですが
基本的には撮影者、管理元に権利があるので
説明をよく読んで利用しましょう。
私は、この機能を知るまでどうやってやるのか分からなかったです。
原理としてはとても単純なものなので、出来ることは分かっていたのですが
機能の名称が分からず、手付かずでした。
Photoshopをコンピューターのソフトウェアとして見れば
(白と黒の)2階調という言葉は間違っていないのですけどね。
以上、写真を漫画の素材にするというテーマで2階調化でした。







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