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氷河期のルーブル美術館を描いたニコラ・ド・クレシー

2010⁄12⁄10 Tags :
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20101210_01.jpg

フランスのバンド・デシネ画家、そして原作者イラストレーターの
肩書きをもつNicolas de Crécyニコラ・ド・クレシー)さん

氷河期」というタイトルの表紙が妙に印象的でした。

この「氷河期」はルーブル美術館出版部のプロジェクトの一環として
出版されたものだそうです。
このプロジェクトの背景やベルギー・フランス周辺の漫画バンド・デシネなど
色々調べてみると、なかなか面白かったので今回は彼を紹介。
 
 

ヨーロッパの漫画 バンド・デシネについて


先ずは、バンド・デシネについての説明から。

バンド・デシネ
バンド・デシネ(仏: bande dessinée、バンデシネとも)は、ベルギーフランスを中心とした地域の漫画のことである。略してB.D.(ベーデー、ベデ)とも表記される。
「bande dessinée」の名前は、「描かれた帯」という意味のフランス語に基づく。意訳すれば「続き漫画」であり、英語では「comic strips」に相当する語である。フランス語圏で、漫画は「9番目の芸術(le neuvième art)」として認識されており、批評や研究の対象となっている。
wikipediaウィキペディア:バンド・デシネ


スパイダーマンバットマンのようなアメリカの漫画を
「アメコミ」と一括りにするようなものですね。
バンド・デシネの場合は国を越えてのジャンルなので欧コミという感じかな。
認知度向上のために「ユーロ・コミックス」として位置付けようとされてる模様。

漫画ではあるんですが、日本の漫画と比較すると
ストーリーよりも絵を重視する傾向にあるそうです。

白黒作品もあったりするようですが、あまりトーンは使われていないようで
説明のとおり、
バンド・デシネは一つの芸術・絵画のように扱われている印象。


ルーヴル美術館BDプロジェクトについて


さて、今回あげた「氷河期
副題にも明記されていますが、ルーヴル美術館のプロジェクトです。
BDはバンド・デシネの略語ですね。

このプロジェクトは、ルーブル美術館をテーマにして
勢いのある漫画作家に漫画を描いてもらおうというプロジェクト。
「世界の画家が描いたディズニー」や
「182人のイラストレーターが描く 新訳イソップ物語」のようなものですね。


プロジェクトには以下5人の作家が参加しています。

ニコラ・ド・クレシー「氷河期」
マルク=アントワーヌ・マチュー「レヴォリュ美術館の地下」
エリック・リベルジュ「奇数時間に」
ベルナール・イスレール「ルーヴルの上に広がる空」
荒木飛呂彦「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」


「ジョジョの奇妙な冒険」で有名な荒木飛呂彦さんも参加されているので
ご存知の方もいるかもしれません。
川端康成さんの小説「伊豆の踊子」の表紙を描かれたりと
彼も面白い活動をされていますね。


Nicolas de Crécy(ニコラ・ド・クレシー)さんと「氷河期」への印象


20101210_01.jpg
AmazonAmazon:氷河期 ―ルーヴル美術館BDプロジェクト―

本作の舞台は遠い未来のルーブル美術館
現代のルーブル美術館が、謎の古代文明くらいになるくらいの未来。
未来には氷河期が訪れ、人々の文明は氷の中へと失われていきました。

その世界での歴史学者が、失われた文明を探し
氷の中のルーブル美術館を発見。
そこに残された収蔵品を見て、面白い解釈(本人は大真面目)をして
過去(現代)の文化を推察していくというストーリーです。

あんまり芸術のコンセプトなんかに興味ない人が作品を見て、どう思うか。
といったものでしょうか。

作品を知っていれば、突拍子も無い解釈をしていてで笑える。
あまり芸術に詳しくない人でも、キレイな作品で面白い。
と、万人に向けた要素が仕込まれています。


彼の作品を始めて見た時の印象なんですが
私は作品に出てくるメガネをかけた人物にとても怪しい印象を持ちました。

「裏で爆弾でも作ってんじゃないのか?」といったような怪しさ。
マッドサイエンティストではありませんが、どことなく影がある印象です。
氷河期」の表紙に描かれている動物も怪しいメガネ

メガネフェチとしてはたまらない作風ですね。
話が違いますね。


影を持った雰囲気と、氷河期という環境が
上手く馴染んでいると感じました。

多分、砂漠よりも氷河の方が似合う。気がする。多分。
積もる雪や氷が、無駄な温かみを消し去ってくれるからでしょうか。

バンド・デシネという美しさを重視したこの漫画。
キレイで、面白くて、深い。
美術に興味のある方へのクリスマスプレゼントにいいかもしれません。


ルーヴル美術館BDプロジェクト イベント情報


今回、Nicolas de Crécyニコラ・ド・クレシー)さんと併せて紹介した
ルーヴル美術館BDプロジェクトですが、現在開催中のイベントです。

もともと今年11月に京都国際マンガミュージアムで開催された展覧会で
なかなか好評だった為に、横浜にも巡回しようとなった経緯。
ライブでいうところのアンコールなので、お墨付きの内容です。

日時は2010年12月17日(金)まで
午前11時30分~午後7時(※最終日12月17日(金)は午後5時まで)
だそうなので、気になる方は足を運んでみて下さい。

会場などの詳細な情報は以下
icon_kyotomm.jpg京都国際マンガミュージアム KYOTO CMEX 2010 関連特別展
マンガ・ミーツ・ルーヴル――美術館に迷い込んだ5人の作家たち



漫画のステータスについて


wikiの説明にもありましたが
フランス語圏で漫画は9番目の芸術とされているそうです。

批判の対象にもなっているようですが、芸術としての研究も行われている。
漫画も一つの芸術として根づき始めたんだなという印象です。

最近はそうでもないかもしれないですが
基本的には、海外の意見に翻弄されやすい日本人です。
今まで言ってた(考えてた)ことと意見がガラっと変わる方も
いらっしゃるかもしれませんね。

   
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テーマ : アート・デザイン  ジャンル : 学問・文化・芸術

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No title

Chillさん☆こんばんは^^

先日は嬉しいコメントを残してくださり、ありがとうございました☆

今回の記事も、たいへん興味深く拝読させていただきました。
フランス大好きで、ルーブル美術館に深い思い出があり、美術に陶酔している私ですが、今回のBDプロジェクトをChillさんのおかげで知ることができました。また、詳しい解説と論評を読むことで、久しぶりに美術史や芸術学の研究会に出ている気持ちになれ、たいへん充実しております☆
さすが、Chillさんも芸術家でありアーティストなだけあって、目の付け所が違いますね!
私自身へのX'masプレゼントにしたいくらい、興味を持ちました^^
(財布の紐が固いので、ポイントを貯めて・・・(^^;)

これからも、このブログに触れて、アートを堪能したいと思います☆

Re: No title

mcmasky さん> こんばんは。

先日は、よくも私の胃を刺激して下さりありがとうございます。
美味しそうな食べ物には目がないので、ちょこちょこ伺わせてもらいますね。

実は、今回のBDプロジェクトなんですが
ネタが無いかなーって探してたからこそ発見できた事なんです。
見落とすハズの発見があったりして、改めてブログ面白いなって思いました。

書籍なんで、プレゼントはゆっくりでもいいと思います。
お近くでしたら、開催中のイベントに行っても面白いと思います。
(挙げていませんが、他の作家さんも面白そうでしたよ)

またお時間のある時に、息抜きのつもりで見てやって下さい。

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No title

BDにはアメコミとはまた違ったおもしろさがありますよね!
音楽なんかもそうですが、しっとりした感じがします。

Re: No title

カンタ さん> 勝手な印象なんですが
アメコミは直接的な面白さ、BDは間接的な面白さがあるように思いました。
十人十色で、有名なものにはその両面が含まれていると思いますが。

BDの音楽、ということなのでしょうか?
フランスの音楽かな?

ヨーロッパの音楽はツィーターを重視している印象です。
しっとりしたヤツとかいいですね。

No title

荒木さんも描かれているんですか…ジョジョファンとして気になりますね・・・

私は以前一度だけフランスに行ったことがあるのですが、町並みや芸術というよりも、

空や風景の美しさに感動しました。町の中でも電線が全く通っていませんし、

郊外に出れば延々と牧草地帯が広がっています。

しかし住みたいとは全く思いませんでした。なぜなら・・・

食べ物が美味しくないから…です(笑) 味が薄すぎて…

これからもちょくちょく拝見させて頂きたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いします

P.S
誠に勝手とは存じますが、リンク追加させていただきました

Re: No title

こてくま・ベヒモス さん> 海外旅行、羨ましいです。
国内もウロウロしたいんですが、いろんな国に行ってみたい。

海外の料理は大味という噂は有名ですね。
日本人は特に舌が肥えてるようで。
○○丼のようなものを始め、口内調理が出来るのも珍しい種族らしいですよ。


リンクありがとうございます。
私もリンクページに追加させていただきました。

今後とも、どうぞよろしくお願いします。
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